【資格】 主任介護支援専門員
/介護福祉士/産業ケアマネ
/健康検定マスター認定講師
/心身健康アドバイザー
/介護離職防止アドバイザー
【経歴】
私は52歳の時に介護職に就きました。理由は2つありました。私は働くことが好きなので一つは人生100年時代と言われ始めた時に、定年のない仕事は何かと考え介護職を選びました。もう一つの理由は、田舎で一人暮らしをしている父の介護が離れているためできない、その代わりにせめて近くの介護が必要な方の支援をすることが免罪になると思いました。
それから20余年、様々な介護現場で利用者様支援の仕事をしてきました。 介護職に就くと同時に、高齢者支援に必要な対人援助技術の修得をしたく、通信制大学で学ぶことにしました。地域活動をする中で閉じこもり高齢者に接し、その人たちが活動に参加することで元気になり人生が変わったという声を聞き、社会に出たいけど出られない人たちが社会参加できるようにするにはどうしたらいいのか、という思いから、その後68歳で大学院修士課程で「閉じこもり高齢者の支援」を研究しました。
2010年、ケアマネの事業所を始めました。当時の介護保険の認定率は2割弱、8割以上は認定を受けていない元気な高齢者。この人たちを元気な状態に維持するにはどうしたらよいか?という思いから地域活動を開始。横浜では介護予防補助事業という高齢者支援事業があり、その一環として町内会や老人会と一緒に、介護保険利用者の方を支援するケアマネの業務と元気な方が要介護状態にならないために活動を開始しました。
その他ボランティアとして、認知症予防の取組や認知症サポーター養成講座、地域活動の仲間づくりのために「かながわコミュニティカレッジで地域活用リーダー養成講座」を5年前から継続開催しています。
今私は、介護と仕事の両立に悩む中堅社員を抱える経営者の支援をしたいと思い取組んでいます。 私がそれをできる理由は、20余年介護現場で、訪問介護員・施設職員・小規模多機能型居宅介護支援・介護支援専門員(ケアマネジャー)・施設職員等の職種を経験し、高齢者の地域活動も行ってきました。 介護保険下で利用者(介護が必要な方)様の支援をさせて頂きながら、その利用者様を支える介護者の方の課題やお悩みにも向き合ってまいりました。
この経験から、それぞれの生活の場に立った問題解決を提案していけるからです。 そして私自身も遠隔介護者です。そんな私の体験から、働く介護者が安心して仕事に集中できる環境づくりには経営者の理解と協力が必要と考え、働く介護者を応援したい経営者様の片腕となって介護課題を解決するための「働く介護者応援プロジェクト」を推進しています。 そして、私自身も父親の遠隔介護者の一人だからです。
私がケアマネであることから、介護初期の手続きは速やかに行えましたが、ときどき異変が起こるとケアマネジャーから連絡が来たり、更新時の立ち合いなどの対応は必要になります。サービス開始後5年位して父が肺炎で入院。この時、父の妹弟が「遠距離の対応が大変だから、今後は私たちがケアマネと連携して看る」と言ってくれました。父の認定も進むことなく15年経過、今は病院やケアマネジャーと身内の協力で遠隔介護も効果的に対応できています。